完成までのプロセス

個人住宅新築の場合の、ご相談から竣工までの一般的な流れをまとめました。
*期間はあくまで目安です。構造、規模、敷地条件等により異なります。*工事請負代金の支払い時期は、施工会社によって異なる場合があります。

1.ご相談・ヒアリング

電話・メール等にてお問い合せいただいた後、直接お会いしてお話を伺います。敷地がお決まりの場合は、測量図等の資料をお持ちください。
初顔合わせでは、住まいに対する夢や考え方、家族構成、ライフスタイル、趣味などをお伺いします。
弊社からは、過去の設計事例や業務の流れなどをご説明します。

2.調査・企画

プレゼンテーションのご依頼をいただきましたら、敷地周辺状況や関係法令の調査を実施し、約1ヶ月かけて準備作業を行います。
まだ土地をお探し中の場合は、候補地を視察し、建設地として適しているかどうかアドバイスします。

3.プレゼンテーション

模型や図面などを用い、案に至る過程やご要望をどのように反映させたかなど、設計案に対する考え方をご説明します。この時点での案は最終形ではありません。考え方に共感いただけるかどうか、建築家との相性をご検討ください。
※プレゼン料は設計監理料に含みます。契約に至らなかった場合のみ、調査・制作費として申し受けます。(事業用物件についてはお問い合わせください)

4.設計監理委託契約・基本設計

提案内容を気に入っていただけましたら、設計監理業務委託契約を結びます。
基本設計中の打合せは2週間に1回程度のペースで行い、案に対するご意見や、より具体的なご要望を伺いながら、納得いただけるまでプランを調整していきます。
プランが確定すれば、基本設計の完了です。

5.実施設計

実施設計では、より詳細で具体的な内容(仕上材・設備機器・備品等)を検討していきます。
実施設計中の打合せは2~3週間に1回程度のペースで行い、見積や工事に必要な詳細図面(意匠図・構造図・設備図等)を作成していきます。
並行して確認検査機関との事前協議も進めていきます。

6.見積・見積調整

施工会社2~3社に見積りを依頼します。(相見積)
見積書の内容を細かく査定し、ご予算との調整を行います。
施工会社選定にあたっては、見積金額だけでなく、見積書の内容や施工実績などから施工会社としての能力(技術力、誠意、熱意など)を総合的に判断します。

7.確認申請

建築主の代理人として、役所または民間の指定建築確認検査機関への確認申請書類を作成し提出します。地域や規模によって法令による定めがある場合は、確認申請に先立ち他の申請業務も行います。
*確認申請:計画内容が建築基準法に適合していることについて確認を受け、確認済証の交付を受けること

8.工事請負契約・着工

建築主と施工会社との間で工事請負契約を結びます。設計事務所は監理者として契約に立会い、契約書に捺印します。
工事を始める前には地鎮祭を行い、施工会社と共に近隣挨拶にまわります。
工事期間中は、現場の進捗状況に合わせ随時設計打合せを行い、現場では、住宅瑕疵担保責任保険に基づく検査を受けます。

9.上棟

家の骨組み(構造)が建ち上がれば上棟です。(上棟式の実施は任意です)
構造専門家立会いのもと構造検査を実施し、法令により定めがある場合は、確認検査機関による中間検査を受けます。
もし工事期間中に新たなご要望が生じた場合は、速やかに施工会社と打合せをして対処方法やコストを検討します。

10.竣工・引渡し

確認検査機関による完了検査を受け、検査済証の交付を受けます。
設計者、施工者、建築主による竣工検査を実施し、必要な箇所は手直し工事を行います。最終確認後、施工会社から引渡しを受けます。
引渡し1年後には、設計事務所・施工会社による定期点検を行います。
*引渡し前に竣工写真撮影と内覧会開催のご協力をお願いしています。

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